左手ちゃんの日記

すぐしにたくなっちゃう人の日記

毒親が灰になるまで

お久しぶりです。

 

遂に父親が死にました。

原因は酒による肝硬変で、前にも1度なっていた病気でした。

酒の飲みすぎで前日も母親と喧嘩していたようで、呆れや怒りしか感じません。

 

毒親は死ぬまで毒親だったというわけで、私は完全に、父親を許す機会を失ってしまいました。

生きて謝ったところで、許すこともないと思いますが、私がなぜこんなことを言い出したかといえば、私が抱えている精神疾患(正式な診断はありませんが、パニック障害は確実だと思われます)について、トラウマの治療だとかはその対象を許すことで癒しを得ることがオーソドックスな治療法だからです。

私は、今は許すことが出来なくとも、いつか許すことができたらと思っていましたが、もう永遠にその機会は巡って来ません。

 

なぜなら勝手に死んでしまったから。

死ぬまでバカは治らないとよく言いますが、本当に死ぬ直前まで、私の中に憎しみしか残していかなかった。

 

私のこのやり場のない怒りや悔しさはどうしたらいいのでしょうか。「ころしてやりたい」と思っても、もうそれすら出来ません。

私はアレの精子から生まれてきたという事実が、気持ち悪くて仕方がありません。

その事実だけは、一生変えることができないということに、悔しさや怒りが湧いてくる。

 

忌引で休暇を貰わなければならないため、会社の人に報告をしたら(それがふつうのことなので、その人達の優しさが悪くないということは頭では理解していますが)、とても可哀想という目で見られ、私の「悲しみ」を決めつけられ、まるで私が悲しんでいないことが悪いかのようで、気が狂いそうです。

 

母親も、父親に黙って不倫していたくせに、前日まで父親の過失で喧嘩していたのに、父親の死を一日中悲しんでいるようで、意味がわかりません。理解できない。一体何を後悔することがある?お前たちは自分にされたことも自分でしたことも忘れて人が死んだから悲しいと????わけがわからない理解できないし理解したくもない、私は悲しいなんて思わない、複雑な気持ちはあれど、それはもう気が狂いそうだからであって、それだってお前らのせいだし今から葬式が憂鬱でならない。

 

絶縁した(笑)次男と連絡が取れないということで、長男に連絡してくれないかと頼まれたため、連絡したところ、

・終始マウントを取られる

・「俺の嫁が許せば、(九州の地名)に遊びに来てもいいぞ笑」

・世間話の一環でハラスメントを受けて部署異動した旨を伝えると、「お前にハラスメントするなんてそのおじさんも相当変わってるな笑」

・「兄弟で結婚してないの、お前だけだもんな」

・「お父さんも可哀想だよな〜あんな頭おかしい奴らと一緒に住んで笑」(こいつは絶縁宣言をして出ていった割に父親に金を無心し、父親に無心した結果そのしわ寄せが母親に行っていたが、それを全て忘れているのか、母親と長男の連絡を全て無視し、葬式の一切を向こうに任せているのにもかかわらず、このようなことを言っている)

・「お前はそういうやつだと思ったよ、でもお前の遺伝子の半分はお父さんからできてるんだぞ?笑」などと言ってきた(それはわかっているが、私はお前などに「そういうやつ」として分かられたくはない)

・引っ越す際のごたごた(「お前は死んだ方がいい、ゴミ」と私に言い残し家を出ていったこと)を一切なかったことにされる

・なんの断りもなしに急に電話がかかってきたのは先日だけでなく、次男の結婚式の時にも私に電話がかかってきた

・相手の都合を何も考えていないため、用件も言わず急に電話をかけてきたわりに、自分が唯一まともだと認識している家族と久しぶりに世間話がしたかっただけのようで、3回くらい話を切ろうとしたが、最近やっているゲームの話や、どこに住んでいるのか、という話を延々と続けようとした

・母親と兄を悪者にし、俺はまともだということを終始アピールしていたが、葬式の準備や母親のケアを全て長男に任せているくせに、よくわからない

・(某宗教団体)で葬式をするなら行きたくない、俺は行くか迷っている、お前はどうする?と聞いてきましたが、同窓会じゃないんだから、誰が行くとか行かないとかで決めるのではなくて自分の意思で行くか行かないかくらい決められないのかこいつは

という感想になり、ますます気が狂ってきました。

 

総括すると、父親の葬式をするということは私がなるべく関わりたくないと思っている家族と向き合わなければならないことであり、周りの目や認識がさらに私の「ふつう」を痛めつけ、なぜか父親の被害にあった家族までも父親の死を悲しんでいることが理解できないため、気が狂ったということですが、毒親を親に持った人達の書いた記事等をみると、「とりあえず後悔のようなものを抱くのが嫌なので、やった感とかを味わっておきたいという意味で最期まで見届ける」という人と、「絶対に関わりたくないので遺産もいらないし葬式も行かない」という人に分かれるようでした。

私は前者ですが、もしかしたら、父親(全ての元凶)が灰になるところをこの目で見られたら、憎しみや怒りも一緒に消えていくのではという淡い期待を胸に、見届けようという思いです、毒親が灰になるまでは。