左手ちゃんの日記

すぐしにたくなっちゃう人の日記

好きすぎて苦しいのは。

好きすぎて苦しいのは良くない。

 

この頭お花畑は何をいきなり言ってんだと思うかもしれないが、好きすぎて苦しいというのは意味不明すぎてよくない。

 

何があったかといえば、例のタバコの人と付き合うことになった。

 

私はこんなの関係ないなと思いつつも、恋愛に関するまとめサイトなどを見てしまいがちなタチなのだが、結局そういったまとめサイトには「一般的な恋愛の形」、つまりは何回目のデートで告白するのが無難だのなんだのという、平均的にはこんな感じです、というようなことしか書いていない。「3回目デート神話」だって、平均的にはそう、と言うだけでその平均の中には1回目もあるし257回目とかもあるだろう。1番真ん中に収まる必要はないし、およそ「普通」

から外れた人生を送ってきた私に、それが通用するはずもない。(でも見ちゃうんだけどね…)

 

 

話が逸れたが、私は1度目のデートでその人に自分の想いを伝え、保留にされ、2度目のデートでやっとこさお試し期間として付き合えることになったわけだ。

 

晴れて付き合えることになって、めでたし、めでたし、とは行かないのが「恋愛」の悲しいところだ。

 

自分から告白したということもあり、自分はものすごく相手のことが好きなのに、相手はそうでもない、という、付き合っているのに片思い、という、現状かなり訳の分からない感じになっている。

 

付き合っているのに、という所が余計に私を悩ませるのだろうか、これが「好きすぎて苦しい」ということに繋がってくる。

 

そもそもなぜ「好きすぎて苦しい」のか?我々はその謎を探るべくアマゾンの奥地へとは向かわずに、インターネットの海へ向かった。

 

ちょっと調べたところによると、自分が相手に対して寄せている好意と、相手が自分に持っている好意が釣り合っていないと感じているから苦しい、らしい。

あとはおそらく、自分が相手に「これだけ好きでいて欲しい」という期待と、相手の好意が釣り合っていないということもあるだろう。

 

あ〜…なるほどね。はいはい。

うんうん。

いくらそう言い聞かせて読んでみても納得出来ないし実感も湧かない。

「そもそも好きすぎるとかどうしようもないじゃん!」と思っている自分もいて、なかなかつらくなってくる。

 

ここしばらくこの人が好きだという気持ちに対してじっと向き合っていたから、その人のことしか考えられず、何をしていてもその人のことを考えてしまう、恋愛メンヘラになってしまっていて、自分がこのままだとダメになってしまうと思った。とにかくこの記事を書いたのはそういう理由だ。

 

今日はBOOKOFFには別の用事があって行ったのだが、ふと目に止まって、恋愛の啓蒙本?を今日読んで気づいた。

 

「あっ、今自分のこと好きじゃない、やばい」って。

 

その本には、「好きな人とずーっと幸せで一緒にいる方法」についての恋愛哲学について書かれていて、最後に、対になる人のことを考えた時に、あなたと一生一緒にいるのはあなたですと書かれていて、だからあなたを愛さないことにはずっと幸せになれないままだとも書かれていた。

 

私は一番大事なことを忘れるところだった。

いつもいつも意識しているつもりではいても、いつの間にかズブズブと沈んでしまうところだった。

 

自分のことを好きになれないなら恋愛をする意味もない。

恋愛を別のものに置き換えてみるとわかりやすい。もっと言うと主語を自分ではなく大切にしている友達にしてみるとわかりやすい。

 

そんなに辛いなら辞めた方がいいよ…とアドバイスするに決まってる。

 

「好きすぎてしんどい」という精神状態は、とても不健康だ。なぜなら自分の幸せが他人の気分によって左右されてしまうから。そしてその他人の気分は自分でコントロールできるようなものではなく、コントロールしてもいけないものだからだ。

 

好きな人がいなくても生きていける自分は精神的に安定しているので、ついでに好きな人がいればもっと幸せになれるが、好きな人がいないと生きていけない自分というのは、好きな人に好かれていないと思い込めば簡単に自己肯定感が下がり、好きな人がいなくても生きていける自分のように1人で生きていける力はないので、どんどん自分のことも嫌いになってしまう。そして自分のことが嫌いになった私は、相手のことも落ち着いて見つめることが出来なくなってしまう。結果、別れる。

 

とにかく好きな人がいないと生きていけない自分というのは、とても愚かでとても弱い。

そもそももって、自分が理想とした恋愛の形は、「1人で生きていけるけど、2人でいればもっと幸せになれる」というものだったはずだし、私は一番大事な、自分のことを好きになることを忘れるところだった。

 

「恋は盲目」とはよく言ったものだが、恋愛は恋している対象のことはもちろん、自分のことまで見えなくさせてしまうことだってある。

 

自分が不安定になる恋愛は長くは続かないし、それは絶対に、「好きな人とずーっと幸せで一緒にいる」ことには向かっていない。

 

私が健全で安定した幸せを手に入れるために、そして誰かと2人で生きていくためには、私は1人でも生きていける私であらねばならない。

 

友達と出かけることを生きがいにしている私。ゲームを生きがいにしている私。音楽を生きがいにしている私。働いて給料を貰う私。私のために毎日料理を作る私。一人でも生きていける私。

 

そこに、好きな人と一緒にいて幸せな私が加わること。それが私の目指す私。

 

これが、「好きな人がいないと生きていけない私」になると、それしか生きがいがなくなってしまって、その人が消えたら、人生の楽しみは消えてしまうことになる。

 

私が幸せになるために、もう1回思い出したい。自分を好きになること。その人がいなくても自分は当たり前に生活できていたこと。自分は安定した幸せが欲しいこと。

 

シンプルで大事なことって、疲れていたり悩んでいると忘れてしまいがちだ。だから文章を書くことで、ちゃんと忘れないように残しておこうと思う。私は幸せになるんだってことをね。