左手ちゃんの日記

すぐしにたくなっちゃう人の日記

私がここまでどうやって生きてきたかという話

ものすごくおおげさなタイトルになってしまった気はするが、タイトルそのままの話をしたいと思う。それはもう突然に。

 

2000年頃、私は関東の方に引っ越してきた。元々関西の方に住んでいたのだが、父親が転勤するという理由だった。私の1番の人生のターニングポイントが多分そこだ。

 

父親が転勤した理由は、簡単に言えば精神を病んだから。これは本人に聞いたわけではないので完全に憶測に過ぎないが、おそらく父親は会社でいじめに合っていたのではないか、といった噂が流れた。家族の中で。

 

もともと父親の実家は金持ちで、コネ入社だったと、これも噂だが。そしてコネ入社だったのでいじめられたんじゃないかっていう話らしい。

 

もう何年か前に亡くなったおじいちゃんは、父親について「〇〇がおかしくなったのは3歳の時、滑り台で誰かに突き飛ばされたからだ」と繰り返し主張していたらしいが、そんな前からおかしかったのか…と思ったし多分嘘だろう。昔から人をいじめてたらしいし、典型的ないいとこの家で育ち、いい子でやってきた父親は弱者にのみストレスをぶつけやすい傾向にあったんだろう。まあ3歳くらいで人間の基本的な人格は決まるって言うしな。滑り台のせいでもいいけど。

 

父親はそんなわけで精神を病み、寺に駆け込んだ。「なんで寺?」とは思ったが、人間精神を病めばよくわかんない行動に出るもんだよな。

そういう経緯を鑑みて、会社の方は父親に転勤を言い渡してきた。

 

ちなみに私は関西に住んでいるときに延々と同じ内容の夢を見ていた。あとから聞いてわかったことだが、母から見て姑に当たる父親の母親、つまり私にとって父方の祖母が、娘を切望していたらしく、待望の女の子が私だったようで、祖母が私だけをたいそう可愛がっていたらしい。そのため私は毎日、母に「ちょっと待っててね」と言われたあと、どこかの綺麗なアパートのゴミ捨て場の前に置き去りにされる夢を繰り返し繰り返し見ていた。

 

そして2000年くらいに関東に引っ越してきた私は、変な夢も見なくなり、そこで運命の人と出会う。といっても今現在はその運命の人とは残念なことに疎遠だが…。

 

割と複雑な家庭環境を持った私にとって、普通の家庭環境で幸せに暮らしている友達を持ったのは、とても幸運なことだった。

 

ちなみにこの時点で父親と母親はもう仲が悪くて、物心ついたときには母親は不倫していた。両親は主に金銭のことで(多分だけど、理由はなんでもよかったんだと思う)毎日のように怒鳴り合いをしていて、喧嘩の最後に母親は家を出るといいながら車に籠るのだが、それを連れ戻すのは毎回私の役目だった。当時は真剣にいなくなってしまうと思っていたし、母親が消えたら怖かったので、毎回真剣に連れ戻していたけど。この辺りが原因で、喧嘩の幻聴が聞こえるようになった。

 

彼女は幼馴染の女の子だったが、小学生の頃あたりから私は自分の性的嗜好に自覚があり、女でも男でも、どっちでも良かった。

彼女はとても人間ができていたし、向かいに住んでいたので彼女の母親も私の家庭環境を知って優しくしてくれていた。

相手がそこに住んでいたという点で必然性はあったが、今思えば家の事情を知っていて話を聞いてくれる人間を求めていただけだったのかもしれない。今でも彼女のことは、私がどう思われていたとしても大好きだと思っているが…。

 

それはそれとして、順調に時が過ぎ、小学生になった私は運動会でソーラン節を踊ることになり、そこで黒いTシャツが必要になった。なぜこんな話をするかといえば、これが母親が今の宗教にハマったきっかけの前フリだからだ。

 

この辺りの時期には既に父がうつ病自己申告を出していて、会社に行ったり行かなかったりを繰り返していて、父は自室に籠るようになり、部屋に入って母が何かを言う度に父親は怒鳴った。何かって言うのは、大抵お酒を飲まないでとか、タバコを辞めてとか、何か高額の物を買わないでとか、そういう事だったけど。

 

全然関係ないけど1度うっかり元彼を家に呼んだときに父親と鉢合わせちゃって、「貴様名を名乗れ」とか言われていた。あのときの元彼くん本当に可哀想だったし、私も可哀想だったな。

 

話は元に戻って、今の宗教にハマる前から母親は宗教を転々としていたし、宗教を転々とする前から不倫をしていたから、これが最初の宗教ではなくて、何番目かの宗教だった。最初の方はヒンドゥーとか、色々だ。まだその辺は結構ライトな宗教だったため、当時子供だった私は、なんとなくで一緒に唱えたりしていたこともあった。

 

が、残念なことに今の宗教はものすごく激しい一神教だ。戦争になりかねないので実名は控えるが、おそらく有名な、「酔うと化け物になる父がつらい」に登場するものと同じ宗派だと思われる。(あの漫画、父親が酔った時にタバコを吸って床を焦がす描写がすごくリアルだった…)

 

運動会当日は雨だった。これがすべてのはじまりだ。私はソーラン節で使うTシャツを家に忘れて、母親に取りに行って欲しいと頼んだ、その道行で母親は骨折した。

 

あの時私がTシャツを忘れなければ。頼まなければ。

 

何度後悔してもしきれないが、歴史は巻き戻せないのでしようがない。骨折した母親は、骨折するくらいだからこの宗教は違うんだと言ってまた新しい宗教を始める。単純だ。

 

私が頼んだことと母親がコケたことに直接の因果関係なんてないくせに、私のせいみたいに言っていたことはずっとムカついているが、そんなのはどうでも良くて、なんか祈ったら折れたところの骨があたたかくなったとかで、その宗教にすっかりハマってしまい、毎週日曜日に集会に連れ出される羽目になったり、それを嫌がると叩かれたり引きずられたり、長男が宗教に堕ちたり、全ての努力が宗教のおかげにされたり、全ての不運が不信心のせいにされたり、まあ、とにかく色々あって私はそのせいでおよそ宗教というものが嫌いになってしまった。

 

たしかに良い宗教があるのもわかっているし、人に口出しはしないが、「もう神社は神の効力が切れているので今は恐ろしい小鬼が住んでいる」だとか吹き込まれたせいで神社を見るのも実は怖いし、クリスマスのCMが流れただけで、家族がいると、「これは正しくない法だ」とテレビのチャンネルを変えられていたので、ちょっとビクッとしてしまうし、私のありとあらゆる生活に、恐ろしさが染み付いているため、いくら熱心に勧誘をされても信じることはないだろう。たぶん。

 

というかたぶんと言うからには割と根拠めいたものがあって、実は1度だけ信じかけたことがある。なんでかと言われれば、私もなんでだろうと思わざるを得ないが、信じた方がうちのコミュニティで生きていくのに楽だったし、褒めてもらえるからに他ならないだろう。しかしそれも、信じた日の翌日に車に跳ねられ、無傷で生還したため、すぐに正気に戻ってしまったが。(母親は、修学旅行で寺に入ったからだとか、無傷で生還できたのは宗教のおかげだとか、全く整合性のないことを言っていた)

 

とにかく色々なことがある人生を送ってきたため、何かにつけて怯えるようになってしまった。

 

兄も暴力をする気質を持っていて、その日の機嫌が悪かったりすると、些細なことでもキレて人を殴る。体格がいいので余計タチが悪いのだが、1度上から思いっきり腹を殴られてしばらく息が出来なくなったこともあるし、ものすごく昔に、私が食器を洗いたくない、と1度拒否しただけで首に包丁を突きつけられて脅されたこともある。まあ、こういう家庭で育っているので、そういう人格になるのも仕方ないっちゃあないかも、と思うこともあるが。基本的には優しい良い兄なので。

 

次男については1番「ふつう」だと思っていたのだが、なんでしょうね、運命ってそういうもんなんですね。(詳しくは前の記事を見てね。)

 

とにかく色々あったね!

 

父方の家からしてものすごく複雑な状況(とてもややこしい話なのでこれは割愛する)だし、なんかもう、うちはそういう呪いとかがかかっているとしか思えない家だ。色々ありすぎて人に説明する時にどこから話していいか割とわからないので、話が混線しているのは勘弁して欲しい。もうとにかく色々ありすぎるくらいあったので、そろそろ幸せになりたいな。

 

この記事は途中まで確実に就活終わる以前に書いていたので、途中までは過去の私なわけなんだけど、多分このとき、何かあったんだと思う。

 

こういう私の不幸な話を聞いて、よくある話で片付けてくる人もたまにいるけど、そんなのは知ったこっちゃなくて、平均的に不幸バロメーター高いだろ、と思ってるからこんな記事書いてんだ他人の不幸を侵害すんなクソボケ、と言った次第である。

 

前回の記事で家族の話をそこそこに書いたが、その前に書き残してあった下書きを見つけたので、「こっちの方が詳しいやん」と思って公開しようかという感じなので、別に唐突に何か嫌なことがあったとかそういうわけではないので安心してね!

 

なんか色々あったけど最近はそこそこ幸せなので、幸せな時じゃないとつらくて最後まで書けないのもあるから、アップしとこう…くらいの気持ちです。

 

今回はこの辺で、さよなら〜!