左手ちゃんの日記

すぐしにたくなっちゃう人の日記

病気の話

ここ最近病院に行ってばかりいる。

別に特にたいした病気を患っている訳ではないて、ただ花粉症で耳鼻科、ニキビで皮膚科に行った、というだけのことだ。

 

人生20年生きてきてようやく最近気づいたことは、病院に行けば大抵の事はなんとかなるということ。

 

私は最近、自分は精神病なのでは?と思うことが多くある。それは月経によるメンタルの一時的な不調だったり、自分の感情をうまくコントロール出来なかったり、ときに自分が人より鈍臭いような気がしたり、人間とコミュニケーションをとる際に極端に不安になってどうしようもなくなったりするから。

 

ADHD?不安障害?双極性障害

自分が病気であるのなら、なんとなく納得が行く気がするし、その方が世間も許してくれるような気がする。

 

精神科にかかったことがないのでなんとも言えないが、よく「精神病は甘え」とか言う人がいるが、もしかたらたしかにその通りなのかもしれない。その人が鬱だと言えば診断書は鬱だと診断するだろうし、私も長年父を見てそう思ってきた。本当に鬱だったらこんなことできない、とか、家では元気だし、とかなんとか言って。

精神の弱い人間に偏見があったし、休むことは私にとって「甘え」だった。

 

でもようやく最近になって、自分の心が思ったより弱かったことを知り、自分がしていたことを少し後悔した。

あの時寄り添ってあげていれば父は変わっていたのか、とか今でもそう思う瞬間はあるけど、それを小学生とか中学生の私に要求されても無理があるし、タイムマシンが発明されない限りそれを実行することは不可能だし、私は今でも父のことが許せない。

 

精神病だから、お酒を飲んでるから、人に黙ってクレジットカード使って借金作ったり、学資保険勝手に下ろして使い込んだり、妻や子供に暴力とか暴言とか浴びせていいわけじゃないでしょ。

 

お酒を飲みすぎて怒鳴る父も、それに対応してヒステリックに叫ぶ母も、ただただ怖かった。喧嘩してる声がリフレインして、喧嘩してない時にもきこえるようになった。それから私は人の怒鳴り声が怖い。

 

怖いからずーっと何もしないできた。近寄らずに、父親の洗濯物さえ汚物のように扱って(実際にアルコールのせいで漏らしたりしてて物理的に汚かったのもある)、父親が単身赴任してからも、家に帰ってくると、極力部屋から出ないようにした。怖かったから。

 

でもつい最近父親が帰ってきた時、家が1番荒れていた時よりかなり時間が経って、病気もして恐怖感が薄れていたせいか、気まぐれでうっかり普通に話をしてしまった。私が構えていたのと反してなんともなかった。私は考えた。

 

普通にしていれば普通の人だった?悪いのは家族のみんなだった?もうよくわからなくなってきた。私がなにか悪いことをした訳でもないのに、どうして罪悪感を抱かなければいけないのか…。

 

怪物みたいに思っていたのに、いつの間にかものすごく弱くてしょぼい存在になっていて、自分が大きくなったことや、親が歳をとったこと、生きてきて時間が経ちまくっていたことを痛感した。

 

私は今就職活動をしている。自分一人で生きていくために、親に頼らないようにするために。きっと自分一人で生きられるようになったら、もっと親が小さい存在に感じてしまうだろうと思う。

 

母親には何かあるごとに「ご飯作ってあげないから」「学費誰が払ってると思ってるの」とか、生命活動の維持に必要なたべものや金銭について脅されてきたが、私が就職することによってそれは意味をなさなくなる。非常に喜ばしいことだ。

 

私は就職活動が一人で出来る。このことが、今の私を「正常」足らしめている気がしている。精神科へ何度も何度も行こうと思ったが、行くのにもハードルが高すぎるし、自分は病気と言えるほど酷くないのでは、という気持ちもあり、ひとまずは就職活動ができる自分を拠り所にし、自分を「正常な人間」と思い込むことで、私は私の精神状態の保証書としたい。

 

私は専門家ではないし、医者にかかったこともなく、精神や障害といったことはかなりデリケートな問題なので、あまり深く突っ込まれても困るのだが、私が私として生きていくために私の精神があと少し持ってくれないと困るので。

 

ここまでが過去の下書き、ここからは就活を終えた未来の私から。

 

しっかり就活を終えました。社会人になっても病んだりしながらなんとか頑張っています。

病んでたって大丈夫です。あなたには素敵な友達がいます。よかったね。