左手ちゃんの日記

すぐしにたくなっちゃう人の日記

許せない気持ちの精算方法

こんばんは。左手ちゃんです。

 

許せない気持ちはどう精算したらよいのでしょうか。許せない気持ちは身体に残しておくと、それは毒になり自分自身を醜い姿に変えてしまいます。

 

許せないという気持ちはとても苦しく、長く持っていると、どうして許せないのかもわからなくなったのに、とても憎い気持ちだけが残って、許せない自分が許せなくなることもあります。

 

しかし、許せない気持ちの精算方法は、「許す」か「忘れる」しかありません。最悪です。コスパ悪すぎ。

 

私は、ある友達と話しをしていて、家庭事情のことでマウントを取られたことがあります。

 

具体的に言えば、「左手ちゃんの家はまだ仲良いからいいじゃん」と言われました。

 

からしたら、その子の家はとても裕福で恵まれているように見えるし、親と喧嘩したことだって、その子が少なからず原因の一つに過ぎず、機嫌を取っていれば理不尽に怒られることはないはずで(うちの家が仲良く見えるのなら私が基本的に言うことを聞いて大人しくしているから)、年に1度はサンタクロースが来て枕元にプレゼントを置いていくし、クリスマスのCMが流れてもチャンネルを変えられるわけでもなし、突然親兄弟に暴力をふるわれるわけでも、無理やり宗教の集会につれていかれるわけでも、母親が不倫している訳でも、金銭で自分の生活を脅かされるわけでもないのに、どうして私が不幸でマウントを取られなければならないのか。

 

私は1度だってそんなこと彼女に言ったことはないし、家族の話を聞いて羨ましいと思ったって、「うちの家はこんなに不幸なのによく平気でそんな話できるね」なんて言ったことは1度もありません。当たり前ですが。

 

私のスタンスとしては、人間は自分のことしか感じることが出来ないので、自分が一番不幸というのは、皆がそうですから、だから私は他人の不幸も幸福も尊重するから、その代わりお互いに侵害はナシで、というのが基本です。

 

結局そういうことを言われても笑って、「あはは、そうかなあ」としか返せないので、私は強烈な怒りを覚えつつも、その人に怒ることはせず、黙って離れることを選びました。

 

きっとその子は私に言ったことも覚えてないし、多分私の家の事情なんて微塵も覚えていないので、私だけがずっと憎い気持ちを抱えたまま、許すべきか悩んでいるだけなのだと思います。(私の家庭事情については話をしているのでその子が知らないはずはないのですが、おそらく自分の不幸にしか興味がなかったのかもしれません)

 

正直な話、そんな風にマウントをとるなら親を交換するか?とものすごく言いたくなったけど、ぐっっっっと堪えて飲み込みました。自分がその場で言えばよかったのかも知れないけど、長く交友関係を続けたいと思える相手ならまだしも、私のことを尊重してくれない相手に対して、そんなことをする気にはならなかったし、そもそも私の性質として、喧嘩はできないので、やめました。

 

私はこの1件がどうしても許せないけれど、余計なものは拾わずに生きていくと決めたので、自分の価値を落とさないために、「許す」という時間が必要のない楽な方法を取らないで、忘れることで清算したいと思っています。

 

ここで何も気づいていないような相手を許してしまうと、私はまたその子に、私が大事に思っていることを侵害されるか、これだけはして欲しくないと思うことをされてしまう恐れを増やすだけだからです。

 

ひとつ、記事にしたことで、私がずっと内側で抱えていたモヤモヤしたものが外に出ていきました。

 

父親のことも、いつかは忘れて生きれる時が来ると思いますが、先日某芸能人の1件があって、「一番苦しんでいるのは本人、やめたい気持ちがあっても病気なので辞めるのは難しい」という他人のツイートを見て、リストカット依存症に苦しんでいる私は、たしかに、辞めたいと思っていても繰り返してしまうという気持ちはわかるけれど、他人に迷惑をかけているわけではない(と思っている)ので、やっぱり私は父親のことを許せない気持ちのまま生きていこうと思い直しました。

 

しかし、いま私は父親の声も忘れつつあります。私が何に苦しんでいるのかわからなくなって、いつか許せない気持ちを、忘れるという方法で手放すことが出来たとき、私はどうなってしまうのかわからないけど、自分がつらかった記憶は忘れずに、他人の不幸も幸せも、無論思いやって生きていける人間でありたいと思います。

 

ただ、生きていて出会う隣人全員のことを尊重しようと思うことは傲慢だし、自分が傷つく危険性を際限なく増やしてしまうので、自分が大事に思った人や、自分が大事にしなければならないと感じる人のみに限定していこうと気持ちを新たにしました。

 

私の大事な人達、いつも健やかでいてくれ。

ではこのへんで。